皆さん、こんにちは! 

当館のミュージアムショップでは小説「絵師金蔵 赤色浄土」の発売がはじまりました!

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作家は高知県出身の藤原緋沙子様です! 当館では限定でサイン本も発売しています!


-あらすじ-

「血の色は厄払いじゃ。万民の不安を払い落とすのじゃ」

幕末の土佐に生まれ「絵金」と呼ばれた、

艶やかな色彩で見る者を虜にした異才、激動の生涯。


絵金の波乱に満ちた人生を分かりやすく、独創的に書かれています。
ぜひご一読ください!
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あたたかな春の風がここちよい季節ですね!
高知では早くも桜が散り始め新緑が芽吹いております。


さて、来たる4月22日㈯よりあべのハルカス美術館にて
【幕末土佐の天才絵師 絵金】が開催となります!
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高知県外では約50年ぶりとなる大規模展です。
絵金蔵からは23点の屏風絵の内21点が展示され、
赤岡町以外からも絵金の作品たちが集まります。


展示は前期後期に分かれており、作品が入れ替わります。
高知県下においても、なかなか一堂に絵金の絵を見ることはできませんので
皆様お見逃しなく!

そして音声ガイド・ナビゲーターはなんと
歌舞伎俳優の中村七之助さんとなっております!
こちらも非常に楽しみです。

その他関連企画も多数ございますので、
↓↓↓詳しくは公式ホームページをご覧ください!↓↓↓


※期間中、絵金蔵は通常通り開館しております。(展示数が減ることもございません。)


恐ろしいほど美しい幕末土佐の天才絵師 絵金

日程
2023
422日(土)~618日(日)

【前期展示:4/225/21、後期展示:5/236/18

火~金 10002000、月土日祝 10001800

(入館は閉館の30分前まで)

休館日: 424日(月)、58日(月)、522日(月)

 

会場

あべのハルカス美術館




当館では現在、企画展「花鳥風月展」【会期:3月28日(火)~7月2日(日)】を開催しています!
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幕末土佐の天才絵師と言われた絵金は芝居絵だけでなく、植物や自然界の美しい景物も描いています。
本展では繊細で柔らかい筆致から、おどろおどろしいだけでない絵金の多彩な表現をご覧いただけます。

今回のブログでは本展で展示している襖絵「山荘秋景図」についてご紹介いたします。

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須崎市の旧家の床の間に長年飾られていた襖絵です。

本作からは「源氏物語  宇治十帖〈橋姫〉」に描かれる、薫の君が晩秋の山荘に赴き美しい姫達と暮らす八の宮を訪ねる場面を思い起こさせるような、高貴な人の侘び住まいかの印象を受けます。繊細で柔らかい筆致からは、人物を描かずとも浮かぶ薫の君と八の宮の娘大君の二人の儚い恋の物語が感じられます。

あるいは、すだれの揺れている様に注目すると、万葉の女流歌人・額田王の歌「君待つと  わが恋こひをれば  わが屋戸やどの  すだれ動かし  秋の風吹く(あなたをお待ちして恋しくしたっておりますと、私の家のすだれを動かして秋の風が吹いてきます)」や、百人一首にも選ばれている大納言経信の歌「夕されば門田の稲葉おとづれて 蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く(夕方になると、門前の他の稲葉に、さやさやと音を立てて、蘆〔葦〕葺きの仮屋に、秋風が吹きわたってくる)」のような、秋特有の人恋しさや淋しさを読み深めることもできます。

解釈は様々できますが、絵金の多彩な表現を伝える作品であることは間違いありません。
ぜひ実物をご覧ください!

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 花鳥風月展
◆企画展「花鳥風月展」  
 
日 時  
 令和5年3月28日()~ 令和5年7月2()
 休館日  
 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
 ◆観覧料  
 一般520円(470円)/高校生300円(250円)/小・中学生150円(100円)

*( )内は15名様以上の団体料金

*絵金蔵入館料のみで観覧可能
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3月8日は絵金さんの命日。

毎年恒例のお墓参りに行ってきました。
墓参り2

絵金の墓地は高知市薊野・真宗寺山にあります。
沢田マンションの直ぐ近くです。

2023墓参り

毎年のことながら道に迷いそうになりつつお墓に到着。
お墓回りをキレイに掃除して手を合わせました。



今年はあべのハルカスでの展示恐ろしいほど美しい幕末土佐の天才絵師 絵金
が4月22日から始まります。絵金さんにも見守ってもらえるようにお願いをしてまいりました。

春が少しずつ近づくこの頃、お庭に植えたチューリップの球根も大きくなって参りました。

さて絵金蔵では新たなグッズが発売となりました

・絵金蔵ミュージアムシール
・絵金蔵オリジナルシール
 「極彩色のおとこたち」「極彩色のおんなたち」
です!


ミュージアムシールは老若男女、様々な人物や芝居絵屏風に登場する小物などを配置。
赤岡に現存する絵金の芝居絵屏風を所蔵している本町一区、本町二区、本町四区、門脇家、横町二区全ての地区の芝居絵屏風のうち17作品からピックアップしております。
A4サイズとなっており、大きいシールから小さいシールまで様々。お好きなところに貼って楽しんでください

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◆名称:絵金蔵ミュージアムシール
◆価格:660円(税込)
◆サイズ:A4(210×297mm)
 ※画像はイメージです
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ミュージアムシール最終ol-01



絵金蔵オリジナルシールは「極彩色のおとこたち」「極彩色のおんなたち」の全2種類
嘆き悲しむ女、いぶかしむ男など表情豊かな芝居絵屏風のキャラクター達を男女に分けて配置しております。ぜひ、2種類とも集めてみて下さい

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◆名称:絵金蔵オリジナルシール
    「極彩色のおとこたち」「極彩色のおんなたち」
◆価格:各440円(税込)
◆サイズ:A5(148×210mm)
 ※画像はイメージです
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極彩色のおんなたち最終ol-01
極彩色のおとこたち 最終ol-01


ご購入は
絵金蔵ミュージアムショップ
↓↓↓通販ページより↓↓




皆さん、こんにちは!

本日は「未来の絵金コンテスト」受賞作品をご紹介いたします。

テーマは「あなたにとっての魔除けの絵」です。

一般の部

絵金賞
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タイトル「令和鍾馗」
コンセプト「虎狼魚(コロナ)を退治する鐘馗です。」
審査員コメント
現代に絵くらべがあればまず題材にされるであろう「 コロナ」を、ユーモアと確かな技術をもって迫力ある絵に仕上げている。思わず手を合わせたくなる作品。

副賞
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タイトル「ナンをテンじて福となすシカない」
コンセプト「災難が続いても好転していけるようにと願いを込め、魔除けの植物として知られる南天(難転)と、魔除けの力を持つとされる立派な角を生やした雄鹿が激しい冬の雪で輝いている様子を描きました。」
審査員コメント
生命の輝きを感じると同時に、厳しい雪の中凛とした鹿の姿にこちらも身が引き締まる思い。絵のバランスや配色がよく、縁起物で「飾りたい」と思わせる作品。


入賞
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タイトル「おまつり」
コンセプト「コロナがおさまって楽しく外出や交流ができますように。また高知には、ユニークなおまつりがたくさんあります。楽しみたいです!」
審査員コメント
今回の出版作品の中でありそうでなかった、赤岡町をモチーフにした作品。多彩な取り組みで訪れる人を楽しませる、活気のある赤岡が詰まっており、見ていて笑顔になった。作者の思いが伝わってくる。


入賞

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タイトル「鬼瓦(おにがわら)」
コンセプト「鬼瓦は昔から家を守り魔物・災いなどから(魔除け)として人の命を守った。」
審査員コメント
力強い塗りで、原画で見たとき画面からパワーが溢れているようで、まさに魔除けにぴったりだと感じた。


赤岡賞
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タイトル「赤子」
コンセプト「わたしにとっての魔除けは、赤ちゃんの天使のような寝顔です。子育てを体験して、子どもって、泣いたり暴れたり、時には悪魔のように思うことがありますが、寝ているときの寝顔は、そのすべてを許せるくらい美しくて愛らしいものです。赤ちゃんを見て怒り出す人はほとんどいません。みんな、赤ちゃんを見るとほんわかした笑顔になります。仲の悪い人がいたとしても、赤ちゃんを見る目はやさしく、お互いに赤ちゃんを通してみれば許しあえることって、たびたびあります。」
審査員コメント
みんながそう思うように赤ちゃんの寝顔は無条件に可愛く、何事にも負けないと思うような
力があります。まさしく魔除けだと思います。


小学生以下の部

未来の絵金賞
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タイトル「父のひでざえ門いままでありがとう最後の日、じょうぶつして、やすらかにねむれ。」
コンセプト「この場面は将軍様がひでざえ門に切腹をしろと言って、父と最後の日で六松は父が大好きだから悲しくて血の涙をだして、でも歌ひめは父が大嫌いだから父が死ぬのがうれしくて、すごく笑うから六松は腹が立っていたし、父からの手紙には歌ひめは俺のことが嫌いだから六松が歌ひめを殺したかったら殺すんだと、手紙にかいてあり、そして第二場面の異時同図法では六松が歌を殺してふすまのむこうには六松のかげが登場する場面です」
審査員コメント
絵金屏風絵の歴史や世界観、色使いや技法を理解し、作品に反映できている。絵に添付されたコンセプト文も筆で書かれてあり、作品の魅力を深める演出に感服した。情熱がひしひしと伝わってくる、圧巻の世界

副賞
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タイトル「あついあつい炎」
コンセプト「ファイヤー!地獄の炎で悪霊退散」
審査員コメント
炎で悪霊を追い払う、縁起の良い絵。うねうねした線が面白い。


入賞
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タイトル「史上最強☆私の家族の笑顔」
コンセプト「家族の笑顔には悪いもの弾き飛ばす強力パワーがあります。それに加えて鬼が嫌いな藤の花・柊・鰯・左手の薬指の指輪を描きました。」
審査員コメント
家族の笑顔に勝るものなし。さらに魔除けの縁起物が加わってなんともハッピー!

 

入賞
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タイトル「鬼と銃」
コンセプト「心の中に住む悪を鬼が銃でやっつけます。鬼が悪魔を追い払ってくれます。そしてその家には幸せが訪れます。」
審査員コメント
怖い中にもユーモアがあるキャラクター。武器は、この絵のようにファンタジーの中だけで活躍してほしいという願いも込めて。

赤岡賞
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タイトル「しぜん」
コンセプト「魔除けが何かわからなかったので「わたしを見守ってくれるもの」で考えました。わたしのまわりにはしぜんのキャラたちがいっぱいいるな~と思って絵に描きました。」
審査員コメント
自然が自分を守ってくれているという小学生の目線で描いた絵はこちら側にもほのぼのしてる様子が伝わってきました。


土間ホール展示
本日ご紹介した作品はミニ屏風にし、未来の絵金コンテスト展として展示しています。
【会期2月11日(土)~3月12日(日)】
ぜひ実物をご覧ください!

先日2月11日㈯は絵金蔵の開館18周年記念日でした!

この日に合わせ昨年募集した未来の絵金コンテスト作品展がスタート!
会期:2月11日㈯~3月12日㈰
土間ホール展示

審査員を務めた村岡マサヒロさんの作品講評と講演会も開催。
受賞者の皆さんや一般の参加者の方々で満席となりました!


未来の絵金コンテストは今年度初めての開催。
ここ赤岡町では絵金の大成させた芝居絵屏風を
7月の神祭の夜に飾るという文化が江戸時代より続いています。

この独特な絵金文化が末永く後世へ繋がっていくことを願い、コンテストを開催いたしました。

県内外多くの方にご応募いただき、
入賞作品を絵金の芝居絵屏風に模したミニ屏風にして館内に展示中です!
テーマは「あなたにとっての魔除けの絵」
魔除けにふさわしい強いパワーを感じる作品や、幸せな笑顔が描かれたもの、
絵金の意思を受け継ぐような血赤を感じる作品など力作が集まりました。


惜しくも入賞を逃した作品も館内にて展示しております!

映像ホール 展示

さらに皆さまにご覧頂きたいのは審査員を依頼しました、
村岡マサヒロさんのミニ屏風も展示中です!
村岡マサヒロ作品
この度の展示の為に特別に制作いただきました。

絵金蔵にて是非ご覧ください。


皆さん、あけましておめでとうございます!  本年もどうぞ絵金蔵をよろしくお願いいたします!

そして当館は令和5年2月11日(土)に開館18周年を迎えます。これを記念し、当日は「絵金蔵開館18周年記念イベント」を開催いたします!
 

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村岡マサヒロ講演会
2月11日(土)14:00~15:00

独自の世界観で人気の漫画家村岡マサヒロ氏による講演会。審査員を務めた未来の絵金コンテストの作品講評と絵金の魅力について語っていただきます。

講演会「入賞作品講評」「村岡マサヒロから見た絵金の魅力」
場所 土間ホール
定員 20名(事前予約制) TEL0887-57-7117
※入館料が必要です
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講師/村岡マサヒロ
1976年高知県いの町生まれヤングチャンオン(秋田書店)増刊号にて4コママンガ「アイラブミー」でマンガ家デビュー。2004年より高知新聞夕刊にて、地元の方言である土佐弁を使った4コママンガ「きんこん土佐日記」を連載中。

未来の絵金コンテスト作品展
展示期間 2月11日(土)~3月12日(日)

絵金文化が後世へ繋がっていくことを願い開催された「未来の絵金コンテスト」。入賞作品を芝居絵屏風を模した【ミニ屏風】に仕立てて展示いたします。入賞を逃した作品原画も一部展示いたします。また、審査員である村岡マサヒロさんのミニ屏風も特別展示いたします。


平家女護島展

展示期間 1月31日(火)~3月26日(日)
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平家の栄華と没落を描いた『平家物語』に取材した作品は多く存在し、平清盛により追放された俊寛僧都をめぐる段が上演される『平家女護島』もその一つです。本展では、その浄瑠璃作品(のちに歌舞伎化)を題材とした2点の芝居絵屏風を展示いたします。


香南市小学生による展示ガイド
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絵金のことが大好きな香南市の小学生「そうすけ君」による展示のガイドを行います。

日時 211()

午前 11001130

午後 13001330

※中止になる場合がございます。

絵金くじ引き
2月11日(土)先着100名様限定

絵金グッズやその他特典が当たります!

2月11日はぜひとも絵金蔵へお越しください!!


年中の最終営業日
12月28日(水)となっております。
令和5年1月4日(火)より
営業を再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年は、新型コロナウイルスのため中止となっていた「絵金祭り」が
3年ぶりの開催となり多くのお客様にお越しいただきました。
お祭りを通して本当に多くの方が心待ちにして下さっていたことを実感しました。

また芝居絵屏風本格修理も最終年度となり最後の作品たちが修理されています。
ここまでやってくることが出来たのも多くの皆さまのご支援があってのことと存じます。

そして2023年の絵金蔵では2月・3月とイベントが控えております。今後情報を公開してまいりますので楽しみにお待ちください。さらに4月からはいよいよ大阪のあべのハルカスで「絵金展」が開催【会期:2023年4/22㈯~6/18㈰】されます。絵金にとって更なる飛躍の年となるよう当館も尽力してまいります!

絵金蔵はこれからも絵金文化を多くの人々に伝える為精進してまいりますので
一層のご愛顧を賜わりますよう、
どうかお願い申し上げます。



                     絵金蔵スタッフ一同


絵金蔵では、企画展「お正月様と兎」がスタートしました !

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企画展では来年の干支である「兎(うさぎ)」の白描画を展示中です!

他にも縁起のいい作品たちも展示しております。
今回はその中の一つ、「三河万才(みかわまんざい)」について少しだけご説明させてください。

 三河万才とは、愛知県の三河地方を根拠地として、正月初頭に太夫・才蔵の二人が各家々を門付して回る祝福芸でした。そして正月万才は各地に存在し、現在の漫才の生みの親となります。万才の芸能者は、神の代わりの人の訪れとして、一年の穢れや災難を落とすものとして迎え入れられました。

絵金はその「三河万才」を力強い筆で描いておりますので、ぜひこちらも併せてご覧ください!


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企画展「お正月様と兎」

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 日 時  
 令和4年1220()~ 令和5129()
 休館日  
 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
 令和4年12月29日(木)~令和5年1月3日(火) 
 ◆観覧料  
 一般520円(470円)/高校生300円(250円)/小・中学生150円(100円)

*( )内は15名様以上の団体料金

*絵金蔵入館料のみで観覧可能
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未来の絵金コンテスト-ミニ屏風をつくろう-

 

 令和5年2月11日に絵金蔵は開館18周年を迎えます。

絵金蔵のある高知県赤岡町では、
絵金の大成させた芝居絵屏風を7月の神祭の夜に飾るという文化が江戸時代より続いています。
この独特な絵金文化が末永く後世へ繋がっていくことを願い、
「未来の絵金」を見つけるコンテストを開催いたします。

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入賞した作品は、絵金の大成させた芝居絵屏風を模したミニ屏風にし、
絵金蔵にて展示いたします。
入賞を逃しても限定で作品をミニ屏風に仕立てることも可能です。※別途必要

そして審査員は高知新聞の4コマ漫画でお馴染みの「きんこん土佐日記」作者
村岡マサヒロ
さんをお迎えいたします!
皆様奮ってご参加ください!


↓↓↓↓作品の応募表や、応募用紙フォーマットは絵金蔵ホームページからもダウンロード可能




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