春の3連休皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
香南市内で人気のかがみ花フェスタチューリップ祭りや西川花祭りもにぎわったのではないかと思います。
さて、絵金蔵では2022年4月5日(火)~ 2022年6月26日(日)の期間
企画展「絵金と浜五郎兵衛-商都・赤岡の誕生-」を開催いたします。
現在、絵金蔵が建っているこの土地にはかつて赤岡浦大庄屋 浜五郎兵衛屋敷が建っていました。
五郎兵衛は元・日和佐城主の弟で、長宗我部元親の要請で土佐赤岡に移住。
赤岡における製塩業の発展に貢献し、商都・赤岡の基盤をつくりました。
本企画では、浜家にのこる史料を通して「香南の商都・赤岡」の誕生までをご紹介いたします。
また、浜五郎兵衛と関りの深い長宗我部元親に関連した絵金の白描画も展示いたします。
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企画展「絵金と浜五郎兵衛-商都・赤岡の誕生-」
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期間:2022年4月5日(火)~ 2022年7月3日(日)
時間:9:00~17:00
休み:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
料金:大人520円 他
▲絵金蔵プランターのチューリップ
さて、毎年この時期には香南市内でも花に関連したお祭りが開催されております。
その代表的なお祭りが
かがみ花フェスタチューリップ祭り
西川花祭り
です。
毎年多くの観光客の皆さんが訪れるこのお祭り、
近くにお越しの際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
3月17日現在、かがみ花フェスタは5分咲き
西川花祭りはまだ開花していないようです。
※お祭りの詳しい情報は香南市観光協会のホームページをご覧ください。※
開花に関する情報も随時更新されておりますので、お電話ではなくできるだけホームページをご確認ください。
赤岡町内にある、立派な古民家【赤れんが商家】。
こちらは初代赤岡町の町長、小松与衛門の住まいでありました。
赤岡町のシンボル的古民家であるこの建物を活用し、
お祭りのときに家の軒先に芝居絵屏風を飾る、
独特な「絵金文化」を未来にのこすため活動を続けているのが
すてきなまち・赤岡プロジェクトの皆さんです。
この度赤れんが商家では、大屋根の修繕工事が始まっており
6000枚近くに及ぶ瓦を屋根からおろしす作業などを手伝って下さる
ボランティアさんを~3月31日まで募集されています。
職人さんの作業など間近で見ることができ、
伝統的な建築物への理解も深めることができる貴重な機会かと思います。
ご興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
詳細は赤れんが商家のガラス掲示版や
すてきなまち・赤岡プロジェクトのfacebook
ホームページ等にてご確認ください!
絵金さんは1876(明治9)年の3月8日、65歳でこの世を去りました。
お墓は高知市薊野の真宗寺山にあります。
本日は絵金蔵のスタッフで絵金さんのお墓参りに行ってまいりました。
少し分かりにくいところにございますが、案内の看板を目印に進んでいただくと分かりやすいと思います。
お墓に無事到着してからはお掃除をして、お花や高木酒造のお酒などをお供えしました。
最後に皆で墓前に手を合わせてお参りさせていただきました。
2年間できていないお神祭と絵金祭りを今年こそは行えるようにお祈りいたしました。
お墓の場所への案内を希望の場合は絵金蔵へお気軽にお尋ね下さい。
またお墓参りへ行かれる際は一部、足場が悪くなっておりますので足元にご注意して、ごゆっくり参られて下さいね。
絵金蔵は今日も開館中でございます!
昨年度展示予定をしておりましたが、館内の改修工事に伴う臨時休館のため延期となっていた
企画展「麗しの女武道 彦山権現誓助剣」が10月19日㈫よりスタートいたします!
この度の展示では「彦山権現誓助剣」という芝居の物語を
絵金の描いた作品と共にご紹介いたします。
今回展示するのはマクリという形の作品で、
マクリとは書画を冊子状にまとめた作品を指します。
本作の描かれているお話「彦山権現誓助剣」は、
天明6 (1786) 年大坂竹本座初演の浄瑠璃で、十一段からなる長編の時代物。
梅野下風・近松保蔵作の本作は、その後歌舞伎へも移し替えられ、
現在でも9段目の「毛谷村 (六助住家) 」はよく上演される人気作です。
この作品の面白さを際立たせる特徴の一つとして、
男性を投げとばしたり、剣を持った相手と鎌で戦ったりと
男相手に引けをとらない戦いぶりで活躍する女武道の姿があります。
仇討の本懐を遂げるために戦う勇ましくも麗しい女武道の姿は、
当時の女性のみならず、男性たちをも熱狂させたに違いありません。
詳しい物語を見るとなんだか実際の上演を見てみたくなるお話です!
展示にあわせ、蔵通信も発行予定をしておりますのでお楽しみに!
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■タイトル 「麗しの女武道 彦山権現誓助剣」
■会 期 2021年10月19日㈫~2021年12月19日㈰
■観覧料 入館料(大人520円他)でご覧いただけます。
※クーポン等が適用となる場合がございます。詳しくは《こちらより》ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況などにより
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高知と言えばやっぱりこの季節ですね、お祭りはなくとも盛り上がってきたような気がします。
さて、絵金蔵では6月29日から始まった「白描展」「5分の1展」に引き続き本日より
「絵金芝居絵紀行」が始まりました!
高知市浦戸にて大切に保管されてきた、貴重な芝居絵屏風3点と
本来であれば絵金祭りにて展示を予定していた
絵馬提灯を館内にて展示しております。
芝居絵に描かれる物語は様々な場所を舞台としています。
自由な移動が制限される、嫌な世の中になったものですが、
お話の世界ではいつの時代も遠くの地へ思いを馳せることができます。
きっと作品が描かれた当時の人たちも遠くの地を心に思い描きながら作品を楽しんだのではないでしょうか?
さらに、赤岡の街並みと絵金祭りを再現した「ミニチュア絵金祭り」も展示中!!
芝居絵の魅力はもちろんのこと、
旅気分・お祭り気分も味わえる夏の特別展をどうぞお見逃しなく!
★開催中の企画展・関連イベント★
五月の青空のもと、鮮やかにはためく大きな大漁旗。これは「フラフ」と呼ばれ、高知の端午の節句に揚げるフラフは、大きいもので縦4メートル・横7メートルもあります。
染物の仕事もしていたとされる町絵師・絵金。残念ながら、絵金の描いたフラフや凧などは確認できていませんが、絵金の理解を深める上で、非常に重要な工芸品といえます。
今回は吉川染物店さんのご協力のもと、高知県の工芸品「フラフ」ができるまでを3段階に分けてご紹介します。
現在まで伝わる手作業の技など、普段みることのない部分を是非ご覧ください。
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■観覧料 入館料(大人520円他)でご覧いただけます。
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絵金の庭でフラフあげます!
★期間:2021日4月29日㈭~5月15日㈯
※天候によりあげない場合がございます。※5月6日・5月10日は絵金蔵の休館日のため揚げません。
「出会った後の縁結び」をテーマに、付き合う前のカップルから結婚が決まったカップルまで、様々な恋人達へ向けてグルメスポットやレジャースポットなどを発信している縁結び大学さんに絵金蔵を紹介頂きました!
幻惑的な絵金の世界に大切な人といっしょに浸りに来てください!
絵金蔵へは土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線のあかおか駅から北東へ徒歩約10分。
大人一人520円。団体割引など各種割引もございます。
お気軽にお越しください。
※地図が出ます
天高く馬肥ゆる秋、皆様いかがお過ごしでしょうか?
絵金蔵は本日より
「伽羅先代萩 彩りゆたかな物語」
をスタートします。
会 期 2020年10月13日(火)~11月末頃※終了日は予定、決まり次第更新いたします。
「伽羅先代萩」とは、伊達家のお家騒動を題材とした
歌舞伎や浄瑠璃の演目のことで、現在も大変人気があります。
赤岡に残っている23点の芝居絵屏風の中にも「伽羅先代萩」を題材にしたものがありますが
今回展示しているのはこの演目が薄い和紙に描かれた作品です!
当館収蔵の多くの白描とは異なり、
裏打ちされていないために触れるのも緊張してしまうほど薄い和紙のまま。
大きく破れたりボロボロになっていない作品たちをみると
これまで大切にされてきたその背景が窺えます。
作品自体は白黒ながら、個性豊かな登場人物や多彩な場面は
私たちを鮮やかなお芝居の世界へ導びきます。
本作は各段で様々な場面が描かれており、まるで紙芝居のよう。
演劇史においても大変貴重ではないかと自負しておりますので、
どうぞ「芸術の秋」でもあるこの季節にご覧くださいませ!
■会 期 2020年10月13日(火)~11月末頃
※終了日は予定、決まり次第更新いたします。
■観覧料 入館料(大人520円他)でご覧いただけます。