絵金蔵では
ただいま
「赤岡絵金 芝居絵屏風お披露目展2022」開催中
修理を終えて今年赤岡へ帰ってきた芝居絵屏風を中心に、週替わりで展示しております!

今週の作品は

浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森(本町1区)です!
浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森


浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森(本町1区)」展示期間:9月21日(水)~9月25日(日)



【あらすじ】

美若衆(若くて美しい青年の総称)の白井権八は、主家の横領を企てていた叔父・本庄助太夫を討って、因州・因幡(現在の鳥取)に逃れていました。

 時を同じくして、東海道品川の宿に近い鈴ヶ森で、通りかかった飛脚富田兵衛を政や六、辰ら雲助達が取り囲んで身ぐるみを剥いでおりました。その富田兵衛の持ち物から、お尋ね者の白井権八が江戸表に出るという知らせを知った雲助達は、権八に父を討たれた本庄助八の助太刀をして褒美の分け前をもらおうと色めき立ちます。

 そこへ雲助・どぶに連れられた権八が現れます。金を巻き上げようとしたどぶを追い払われ、政と辰たちが権八に近づき案内をするふりをしてとびかかりました。

 そこへ駕籠に乗って幡随院長兵衛が現れ、権八が次々と雲助達を斬り倒すのをじっと見守っておりました。長兵衛に気付いた権八が一味だと思い込んで斬ろうとしますが、長兵衛はその手を捕らえ、通りかかりの旅人であると告げます。長兵衛は権八の腕前に惚れ込んで感嘆し、お尋ね者となった次第を聞いて身柄を引き受けるといいます。二人は江戸での再会を約束して別れるのでした。


制作されてから160年以上経過した絵金の芝居絵屏風。経年に伴う様々な傷みの修理を終え、さらに美しくなった作品を絵金蔵にてご覧ください。


★全部の作品を見るなら年間パスポートが断然お得!★
大人2000円・高校生1200円・小中学生600円 絵金蔵にて販売中!



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「赤岡絵金 芝居絵屏風お披露目展2022」


◆期間:令和4年8月9日(火)~ 9月25日(日)

【展示スケジュール】

 ※作品は各週1点ずつの展示となります。

   8月9日(火) ~ 8月14日(日)

   源平布引滝 松波検校琵琶(本町1区)

   8月16日(火) ~ 8月21日(日)

   義経千本桜 鮓屋(本町4区)

   8月23日(火)~ 8月28日(日)

   伊賀越道中双六 岡崎(門脇家所蔵)

   8月30日(火)~ 9月4日(日)

    菅原伝授手習鑑 寺子屋(よだれくり)(横町2区)

   9月6日(火)~9月11日(日)

    競伊勢物語 春日野小芳住家(横町2区)

   9月13日(火)~9月19日(月)

    伊達競阿国戯場 累(本町2区)

   9月21日(水)~9月25日(日)

    浮世柄比翼稲妻 鈴ヶ森(本町1区)

 

※開館状況及び展示内容は変更となる場合がございます。