絵金蔵では7月12日より夏の特別展示「土佐の夏祭りを彩る芝居絵屏風」がスタートしました!

本展では香南市香我美町にある浅上王子宮の作品を展示中です✨


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今回のブログでは浅上王子宮の夏祭りについて少しだけ紹介をいたします。

浅上王子宮の夏祭りは毎年7月21日に行っており、かつては拝殿風の絵馬台二台を境内に立て、両面に絵金派の芝居絵屏風をはめ込んで飾られていました。

一度その風習は廃れていましたが現在は復活し不定期に披露されています。

浅上王子宮では「文久元年(1861年)前田若連中」、「文久二年(1862年)池ノ本若連中」と記載された保存箱が残されています。これは地元の前田、池ノ本両集落が競って絵金派に描かせたと考えられています。また絵金派の芝居絵屏風の制作年代は不明のものが多いため、今では貴重な史料となっています。

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また今回の特別展では岡御殿のご子孫より寄贈いただきました絵金派の白描画も初公開しておりますのでぜひご覧ください!

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~令和4年度 絵金蔵夏の特別展 開催中~

「土佐の夏祭りを彩る芝居絵屏風」 
■会期
 7月12日(火)~7月24日(日)
絵金が大成した芝居絵屏風は、現在も土佐各地の夏祭りで見ることができます。飾られ方は地域によって異なり、時代によって変化しながらも土佐の夏祭りを彩り続けています。今回は香南市香我美町にある浅上王子宮の作品を展示いたします。
また新しく発見された絵金派の白描画を初公開します。

②「白描展」
■会期
 7月5日(火)~8月7日(日)
絵金や弟子が残した白描画(香南市個人蔵)を展示いたします。人物や芝居絵の下絵など様々な題材で描かれている絵金の白描。力強く美しい墨線からは絵金の画力の高さがうかがえます。

③「5分の1展」
■会期
 7月5日(火)~8月7日(日)
不慮の事故による修理を終えて2017年に帰ってきた芝居絵屏風5展を、5週間に渡って順番にお見せします。これらの作品は作品保護のため、館内の展示ケースにて展示いたします。

◎7/5-7/10 

鎌倉三代記 三浦別れ

◎7/12-7/18

蘆屋道満大内鑑 葛の葉子別れ

◎7/20-7/24

八百屋お七歌祭文 吉祥寺 

◎7/26-7/31

勢州阿漕浦 平次住家 

◎8/2-8/7

蝶花形名歌島台 小坂部館

 

7月16、17日は夜間開館を行います(18:00-20:00※入館は19:30まで)

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