いよいよ年末となり新年はもう目前。

今回は新しい企画展のご案内です。


絵金蔵では本日より、
お正月展示『お正月様と松竹梅』がはじまりました!

◆会期◆
12月24日(火)~ 2020年1月26日(日)

※会期中、月曜日は休館日(祝日の場合は翌平日)

お正月様と松竹梅広報用


当館収蔵作品の中から、福の気配が漂う作品を展示しています。


今年のテーマは『松竹梅』

毎年恒例の艶やかな掛軸《お正月様》とともに、
松・竹・梅が描かれた掛軸や白描を紹介。

 ◆ お正月様 
 別名「歳徳神(としとくじん)」「年神様」ともいわれている神様。
 豊作をもたらす神様で、一年の幸福をもたらすために各家庭にやってくる
 祖先神とも考えられている。


縁起ものとして代表的な松竹梅は、福を呼ぶモチーフとして様々な場面で描かれ、
おめでたい場面になどにおいて好んで用いられています。

これらの「吉祥図案」は実に多種多様。

その多くは直接あるいは間接的に中国より伝来したものばかりで、
その姿や存在そのものが福とされるものに加え、
読みの音がおめでたいという見方から縁起がよいとされるものまで多岐に渡ります。
幸福の意象を表現することにより、
その幸福が現実のものとなるよう祈りが込められているのです。


今回のテーマの 『松』 『竹』 『梅』 には実はそれぞれに意味があります。

たとえば、竹は繁殖力旺盛で冬枯れを知らずに常緑であることから

子孫繁栄』と『不老長寿』を象徴しています。

その他の意味については展示の中でご紹介中です。

また、その3つが一緒に描かれた図は『歳寒三友(さいかんさんゆう)図と呼ばれ、
中国伝統の吉祥文様のひとつに数えられます。
“困難な時代に結ばれた友情と、逆境にあっても節操を守り通す意志の強さ”
を表すものとして現在まで伝わっています。


様々なところにひっそりと、どどーんと描かれている
おめでたい吉祥図案を
身近な場所でぜひ探してみてくださいね!



会期は、2020年1月26日(日)まで、
9:00~17:00(最終入館16:30)。


絵金さんからの新年のご挨拶。
絵金蔵にぜひ初詣にお越しくださいませ。