雨、雨、雨、雨。


ようやく梅雨がやってきたそんな日が続いておりますが
お部屋にこもってばかりになっていませんか?


絵金蔵では夏の特別企画がスタートしています!


今年メインの企画
絵金祭り/須留田八幡宮神祭写真コンテスト作品展
特別展 絵金のならぶ夜 期間:7/2(火)‐7/28 (日)

7月2日より展示が始まりました!


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この展示では、赤岡を代表する2つの祭りの様子を収めた写真を

2018年部門とアーカイブス部門の2部門に分けて募集した、

絵金祭り/須留田八幡宮神祭写真コンテストの入選作品を展示しております。



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絵金祭り、そして幕末より続く須留田八幡宮神祭は、

絵金の代表作である芝居絵屏風(本物)が町並みにならぶ
全国的にも知られたお祭りです。




この他県に類を見ないお祭りが今日まで続いてきた背景には

絵金の屏風絵を守り、祭りを引き継いできた赤岡の人々の存在があります。

現在と過去を写した写真からはそうした町民と絵金文化の深いつながり、

年々の形に合わせて変化してきた生きた祭りの姿が見えてきます。


力作ぞろいの作品たちをぜひ絵金蔵でご覧ください!








そしてそして、同じく7月2日よりスタートしましたのが

5分の1展です!
期間7/2(火)‐8/4(日)




館内の展示ケースにて、2017年に帰ってきた芝居絵屏風5隻を展示します。

作品保護のため、宵闇の中でご覧いただくことは叶いませんが、

修理を終えてより一層美しくなった芝居絵屏風を、

5週間に渡って順番にお披露目します。





毎年祭りで飾られる本物の芝居絵屏風ですが、

間近に、明るい環境下で観ることができるのはこの5分の1展だけ。

町並みの中で観るのとは違った条件で楽しむことができるのも魅力のひとつです。

作品は週替わりで展示いたしますので、お楽しみに!

展示日程
◎7/2-7         勢州阿漕浦 平次住家
◎7/9-15    蝶花形名歌島台 小坂部館
◎7/17-28   鎌倉三代記 三浦別れ/八百屋お七歌祭文 吉祥寺
◎7/30-8/4  蘆屋道満大内鑑 葛の葉子別れ




最後に白描展
です。期間:6/25(火)‐7/28(日)

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絵金や弟子らがのこした白描画(香南市個人蔵)を多数展示いたします。





白描画はほとんど墨だけで描かれた、作品の下絵やスケッチなのですが、

シンプルだからこそ絵師の力量がはっきりと見て取れます。

細い線・太い線・かすれた線、

どのような速さで、筆圧で描かれているのか、是非観察してみてはいかがですか?




今年は題名不詳のため長らく展示できていなかった作品のうち、

再調査により題名が特定できた作品を中心に展示いたします。

芝居絵屏風の下絵と考えられるものや伝説上の中国の人物画など、

様々な白描画をお楽しみください。





そしてなんといっても今月は、

7/14日(日)・15(月祝)須留田八幡宮神祭
7/20日(土)・21(日)絵金祭り
が開催されます!


お祭りの4日間だけ、
絵金蔵では通常開館後(9:00~17:00)
18:00より夜間も特別に開館いたします!
館時間 18:00-20:00 入館締切 19:30
※チケットは、通常開館・夜間開館通して同日に限り有効





今年も夏の絵金蔵は、写真展と5分の1展、白描展と目白押し。

外で本物の芝居絵屏風を楽しんで、

そしてその後は絵金蔵で展示を楽しんでみてはいかがでしょう。



お祭りに合わせ、ぜひ絵金蔵にもお越しくださいね!