絵金蔵企画展「麗しの女武道 彦山権現誓助剣」を絶賛開催中です!
このお話には、実際にある名所が登場し、物語のリアリティに彩りを添えています!
本日はそれらの内から2カ所ほど写真と共にご紹介。
そのうちのひとつが「英彦山(ひこさん)」!
⇧英彦山スロープカーから見た様子。英彦山神宮まで楽に行くことができます。
※物語中では一貫して「彦山」(ひこさん)と親しまれていますが、
現実世界では、享保14年(1729)頃より院宣を受け「英彦山」(ひこさん)と変わったようです。
「英彦山」は、福岡と大分にまたがる1199mの山で、
日本三大修験山のひとつとして知られています。
古来より神の山として信仰されてきた霊山で、
今でも多くの方に崇敬されています。
⇧英彦山神宮の中でも非常に目を引く「奉弊殿」。
ここから御本社(上宮)に行くには、歩いて登っていくしかありません!
修験道のお山なので、決して楽な道ではありませんが、
秋頃など季節の良いときに、
体力に自信がある方は登山してみるのもいいかもしれません。
大分側の麓には毛谷村(けやむら)(現・中津市山国町)があり、
主役のひとり、
毛谷村六助はそこの生まれとされています。
現在も町に資料館やお墓などがあり、
六助の痕跡をたどることができます。
英彦山に行かれた際は、そちらまで足を延ばしてみてはどうでしょうか。
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続いてもう一か所。
同じ福岡に、物語に関連する場所があります。
「二段目 彦山権現社前の段」で六助に武芸奥義の秘巻を授けた
「高良の神の使い(実は吉岡一味斎)」の
“高良”は、現在久留米にある「高良山」(こうらさん)に鎮座する高良大社のこと。
高良山には、筑後国一ノ宮である高良大社の社殿があり、
現在も霊山として信仰の対象となっています。
⇧とあるお正月の高良大社社殿前の様子。
⇧高良山の久留米森林つつじ公園から望む風景 右側には英彦山も見える。
「彦山権現誓助剣」の中には、この2カ所以外にも
住吉(大阪市)、須磨浦(神戸市)などが登場しています。
お近くの方は、物語の世界を感じに感染症対策を行って、
散策してみてはいかがでしょうか。
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■タイトル 「麗しの女武道 彦山権現誓助剣」
■会 期 2021年10月19日㈫~2021年12月19日㈰
■観覧料 入館料(大人520円他)でご覧いただけます。
※クーポン等が適用となる場合がございます。詳しくは《こちらより》ご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況などにより
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※写真はすべて絵金蔵職員によるものです。無断転載や使用はご遠慮下さい。