今年中の最終営業日は
12月28日㈯となっております。
令和2年1月4日㈯より
営業を再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年は、芝居絵屏風修理をスタートし、開館15万人目を迎え、
さらには開館15周年イベントの準備と慌ただしく過ぎていきました。

こう書きだしていくと、令和という節目は、同様に絵金蔵にとっても節目となった年でした。
このような素晴らしい年となったのも
ひとえにご来館くださるお客様、近隣の皆様、関係者の皆様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。

2020年も一層の愛顧を賜わりますよう、
お願い申し上げます。


2月・3月とイベントが控えております。
ご来館いただきますこと心よりお待ちしております。


                     絵金蔵スタッフ一同


いよいよ年末となり新年はもう目前。

今回は新しい企画展のご案内です。


絵金蔵では本日より、
お正月展示『お正月様と松竹梅』がはじまりました!

◆会期◆
12月24日(火)~ 2020年1月26日(日)

※会期中、月曜日は休館日(祝日の場合は翌平日)

お正月様と松竹梅広報用


当館収蔵作品の中から、福の気配が漂う作品を展示しています。


今年のテーマは『松竹梅』

毎年恒例の艶やかな掛軸《お正月様》とともに、
松・竹・梅が描かれた掛軸や白描を紹介。

 ◆ お正月様 
 別名「歳徳神(としとくじん)」「年神様」ともいわれている神様。
 豊作をもたらす神様で、一年の幸福をもたらすために各家庭にやってくる
 祖先神とも考えられている。


縁起ものとして代表的な松竹梅は、福を呼ぶモチーフとして様々な場面で描かれ、
おめでたい場面になどにおいて好んで用いられています。

これらの「吉祥図案」は実に多種多様。

その多くは直接あるいは間接的に中国より伝来したものばかりで、
その姿や存在そのものが福とされるものに加え、
読みの音がおめでたいという見方から縁起がよいとされるものまで多岐に渡ります。
幸福の意象を表現することにより、
その幸福が現実のものとなるよう祈りが込められているのです。


今回のテーマの 『松』 『竹』 『梅』 には実はそれぞれに意味があります。

たとえば、竹は繁殖力旺盛で冬枯れを知らずに常緑であることから

子孫繁栄』と『不老長寿』を象徴しています。

その他の意味については展示の中でご紹介中です。

また、その3つが一緒に描かれた図は『歳寒三友(さいかんさんゆう)図と呼ばれ、
中国伝統の吉祥文様のひとつに数えられます。
“困難な時代に結ばれた友情と、逆境にあっても節操を守り通す意志の強さ”
を表すものとして現在まで伝わっています。


様々なところにひっそりと、どどーんと描かれている
おめでたい吉祥図案を
身近な場所でぜひ探してみてくださいね!



会期は、2020年1月26日(日)まで、
9:00~17:00(最終入館16:30)。


絵金さんからの新年のご挨拶。
絵金蔵にぜひ初詣にお越しくださいませ。

金蔵は如何にして異才絵師・絵金と成ったのか―。
0001 (21)

2020年2月11日に絵金蔵が開館15周年を迎えることの記念企画として、
絵金の壮絶な半生を描いた1971年制作の劇映画「闇の中の魑魅魍魎」を絵金蔵にて上映。


本上映会の開催に向け、主演・麿赤兒さんにお寄せいただいた
当時を語るビデオメッセージも必見です!


------------------------------------

高知県内でしかほとんど知られていなかった絵金は、
1966年に雑誌で特集されたことを契機に
芝居絵屏風に描かれる性や凄惨な表現からその異端性が示され、
全国に周知されることとなりました。

その昭和の絵金ブームの最中に制作された本作は、
絵金を描いた貴重な映画作品であると同時に、
絵金ブームが巻き起こったということを伝える貴重な絵金資料であるといえます。

「闇の中の魑魅魍魎」は、榎本滋民の「血みどろ絵金」を原作に、
日活の隆盛期に活躍した高知出身の中平康監督の中平プロ第1回作品として
新藤兼人の脚本で映画化され、カンヌ映画祭に正式出品されました。

主人公・絵金を演じる若き日の麿赤兒が纏う只ならぬ雰囲気や
目まぐるしく流動していく時代に巻き込まれながら
幕末土佐を席捲する異才絵師《絵金》へと変化していく様、
その脇を固める扇ひろ子や加賀まりこなど女性陣の圧倒する迫力は、
観る者が目を逸らすことを決して許しません。

高知の文化、土佐の文化、絵金文化を体感しにぜひお越しください。

------------------------------------

◎ロビーにて《旅するうきよばなれ珈琲》によるコーヒー販売も行っております。

------------------------------------

◆日 時  2020年2月10日(月)
      10時~ /13時~ /16時~ /19時~
      ※開場は各回30分前から。
      ※上映時間はビデオメッセージ含む約120分。

◆入場料  一般1000円、高校生以下500円
      ※前売り料金なしの一律料金での対応です。


◆ご予約・お問い合わせ方法
!!絶賛販売中!!

・絵金蔵までお電話(0887-57-7117)でのご予約。
・絵金蔵HP(http://ekingura.comお問い合わせフォームでのご予約。
・絵金蔵受付での直接販売。
・高知蔦屋書店(高知県高知市南御座6-10

◆諸注意
・上映会の時間をチケットご予約時・購入時に指定していただきます。
・座席指定はございませんので、開場後の入場順となります。
・上映場所は通常展示室のため、フタのついた飲み物以外の持ち込みは不可です。
(ペットボトル、キャップ付き缶飲料等はOK)

・館内でのご食事はご遠慮ください。

ニュースや新聞で取り上げていただいたので、
ご存知の方も多いかと思いますが、

絵金蔵は11月27日にいらっしゃった広島らかの女性のお客様で
入館者15万人となりました


15万人目のお客様は、
香南市商工会女性部の方々が企画した
「おもてなし交流事業」の一環でいらっしゃった
広島商工会女性部団体のお一人で、
商工会の皆さま全員がお祝いムードとなりました


ささやかですが、花束と記念品を贈呈しました

DSC_5989



その日は、多くの取材陣に来ていただき、
県内の皆さまへ報道していただきました。
本当にありがとうございましたっ!


こうして15万人目を迎えることができたのも、
ひとえにご来館くださったお客様、絵金を愛してくださる方々、
支えて下さっている地域の皆様のおかげです。

これからも絵金蔵は、多くの方に絵金や絵金が暮らした赤岡のことなど
発信してまいりたいと思います。

どうぞ引き続き絵金蔵を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。



ページ上部へ