今年もフラフを揚げる季節がやってきましたね
高知では、端午の節句が近づくとこいのぼりの他にフラフや幟を揚げるお家が多く
今の時期高知のあちらこちらで見ることができます。
フラフはこいのぼりと同じく男の子のたくましく健やかな成長を願って揚げられます。
絵金蔵でもしばらくの間、金太郎のフラフを揚げていますのでお近くに来た際は
ぜひ見に来て頂きたいです。
明日はいよいよ、どろめ祭りなのでたくさんの方に赤岡に来て頂き
絵金蔵にもお越し頂けたら幸いです。
最近刊行された書籍で、絵金さん、絵金蔵が
紹介された本をご紹介します。
まずは絵金さんが紹介された書籍
『江戸絵画の非常識 近世絵画の定説をくつがえす』
安村敏信 著
(敬文舎 2013年3月23日発行)
安村敏信氏が、江戸絵画史の定説・常識に疑問を
投げかけ、「その常識(定説)は本当なのか?」と考証していく
本書では、「奇想派があった。」の章で絵金さんが紹介されています。
板橋区立美術館の館長さんとして、数多くのユニークな企画展を開催し、
2010年に開催された諸国畸人伝では、絵金蔵収蔵品の絵金さんの
芝居絵屏風が展示されました。
江戸美術史に関心がある方には、特に興味深く、引き込まれる内容に
なっています。
絵金蔵が紹介された書籍
『地域を変えるミュージアム』
玉村雅敏 編著
慶應義塾大学SFC研究所
場づくりマーケティング・コンソーシアム
(英治出版 2013年4月15日発行)
絵金蔵は、「地域を変えるミュージアムの
魅力ポイント50」の中の一件として
取り上げられています。
また、高知市の藁工ミュージアムさんが、
「地域を変えるミュージアム30」で
取り上げられています。
こんなおもしろいアプローチをしている美術館が
あったんだ、と見入ってしまいます。
上記2冊とも、本日より絵金蔵開架図書に
加わりました。
たくさんの方に読んでいただきたい本です。
ぜひ手に取ってみてくださいね
4月に新開場となった歌舞伎座、
4月2日から一年にわたり、こけら落し公演を
毎月行っています。
すでに行って来たという方も
多いのでは?
さて、新しくなった歌舞伎座の
5月公演演目の中の、
「菅原伝授手習鑑」
「伽羅先代萩」
この2作品を題材にした絵金の芝居絵屏風が
当館収蔵品にあり、それぞれの作品場面の
見せ場が描かれています。
絵金の芝居絵屏風は、絵の題材になっている
物語を知ることでさらに楽しめます。
絵金の芝居絵屏風に興味はあるけど、
何のお芝居かはよく知らない…という方、
機会があれば、ぜひ一度お芝居を見てください。
きっとおもしろいと思うはずです
芝居絵屏風の
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」
は今月の蔵の穴で、
「伽羅先代萩 御殿」
はレプリカ展示でご覧いただけます。
歌舞伎座5月公演の詳細は↓
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2013/05/post_56-ProgramAndCast.html