突然ですが、現在絵金蔵展示室では、

なんと「招き猫」を展示しています。




↓こんな感じ。(画像をクリックすると少し拡大します)
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(普段この展示室は暗くしてありますが、撮影のため、点灯しております)

動画でご紹介できないのが残念ですが、左手は動いてちゃんと招いております…



これは、美術作家・柴川敏之さんの作品なのですが、現在高知県立美術館で開催中の

「2000年後の美術館プロジェクト PLANET MUSEUM」の一環で、

絵金蔵でも展示協力をしています。


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…絵金蔵では柴川先生の作品の中でも好評な、

そしてこのチラシの表紙にも登場する招き猫を展示しています。



柴川先生は、

「2000年後に携帯電話やパソコンが化石となって出土したら、

2000年後の未来の人はどんなふうに思うのでしょうか?」


という視点で作品を作っていらっしゃいますが、

今回は絵金蔵を含めた県内15ヶ所の施設を「2000年後の美術館」と見立てて

柴川先生の作品を展示しています。(柴川先生の作品を展示している場所はこちら



絵金蔵では、真っ暗闇の展示室に、絵金に囲まれながら「招き猫」が展示されていますが、

招き猫をしらない2000年後の人々は、「これはきっと2000年前のご神体だ!」

なんて言って、そのような展示をした…のかもしれませんね。

IMG_4176.JPG 絵金さんに捧げる(?)絵の具と筆も展示しています。

IMG_4179.JPG キャットウォークには、2008年現在の金ピカの招き猫も。



このプロジェクトは、展示だけでなく、県内各地でたくさんのワークショップやイベントも行います。




また、県内の美術館・博物館・図書館・観光施設などに、このプロジェクトのノボリが設置されています。

絵金蔵周辺のノボリはこちら↓

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この4本。絵金蔵前と、赤岡本町通りに3本設置しています。

このノボリはクイズになっていて、中央には何かの拓本(たくほん:布の化石)がプリントされています。

ヒントは柴川先生の身近なものや、高知ならではのもの。

答えは高知県立美術館の南側の通路の壁面で紹介されていますので、

分からない問題は、県立美術館へ探しに行ってみてください。


※ノボリには「入館無料」と書いてありますが、
 柴川先生の作品をご覧になるには、絵金蔵の入館料が必要です。




ぜひいろんなところで「美術館のなつやすみ」を楽しんでくださいね。


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柴川敏之 2000年後の美術館プロジェクト「PLANET MUSEUM」
(詳しくはこちら

会期:2008年7月15日(火)~8月31日(日)
主会場:高知県立美術館
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