絵金蔵も今年最後の開館日となってしまいました。
来年もよろしくお願いいたします。

さて来年早々に行われる
絵金関係の展覧会のご案内です。


毎年恒例となっていますが、
1月3日より24日まで
高知市横内の「GALLERY星ヶ丘アートヴィレッヂ」にて、
現代の名工、吉川登志之・毅親子展が行われます。


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吉川家は、130年あまりの伝統を誇る染物店。
一つ一つ手仕事で制作される土佐凧・フラフ・幟は、
高知県伝統的特産品として認定されています。

また初代・金太郎は絵金の弟子としても知られ、
吉川家には、数百点の絵金の白描(デッサン)が
伝えられており、
現在ご活躍の四代目登志之氏、五代目の毅氏が制作する作品からも、
絵金の流れをくむ作風が見てとれます。


ちなみに絵金蔵でも、
館内では常時、また端午の節句が近付くと野外にも
吉川家のフラフを展示しています。

今回の展示では、今年の干支である「丑」を描いた土佐凧や
タペストリー、勇壮な武者絵を題材としたフラフや幟などが展示されます。




同時に特別展示として絵金の白描や狩野洞春の作品も展示されます。


絵金の白描は、現在は絵金蔵でお預かりして
収蔵庫にて管理させていただいていますが、
数年前までは、吉川家がご自宅に開いた「絵金資料館」で
展示されていたものです。

絵金蔵では毎年7月の夏祭りに合わせて
展示させていただいておりますが、
今回は、この企画に合わせて
選りすぐりの白描を展示するようです。
是非この機会にご覧ください。


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現代の名工 吉川登志之・毅親子展
特別展示:絵金の白描・狩野洞春の水墨画

【会期】2009年1月3日(日)~24日(日)
    ※12日(火)・19日(火)休館

【ところ】GALLERY星ヶ丘アートヴィレッヂ
     〒780-0964 高知市横内153-1
     TEL:088-843-8572