四国ミュージアム研究会in赤岡の二日目は、
「あかおカルタ」を使って町歩きを行いました。



四国のミュージアムの学芸員さんを中心とする10数名にご参加いただきました。


「あかおカルタで町歩き」とは、
町のスポットとそれにまつわる"うんちく"が書かれた「町歩きカルタ」と、
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そのスポットが落とし込まれた「町歩きマップ」を絵金蔵で貸出し、
お客様に自由に町を歩いていただこうという仕組みで、
カルタ歩き.JPG
絵金の絵だけではなく、
赤岡の町に残る、絵金の文化まるごとを守り伝えていきたい、
また、何げない風景でも、
ちょっと目線を変えるだけで変わる「モノの価値」を楽しんでもらおうという企画です。



今回は、ミュージアムとひと・まちとの関わりに興味のある方たちだけに、
カルタに載っている風景だけでなく、
みなさんが見つけた「おもしろ風景」を写真に撮って楽しんでいらっしゃいました。


参加者のひとり、愛媛県の町見郷土館のTさん推薦の
「赤岡おもしろポイント」の写真が送られてきました。

めちゃとっくりセーター.JPG
ここは、「札場」と呼ばれているところ。
まちのど真ん中に位置しながら、
昔は人通りが多かったのでしょうが、今は裏通りにあたるため、
ひっそりとしている小さな神社ですが・・・
そこに立っている木に注目すると、
…なんだかセーター?
そして、首の部分がめっちゃ長い!
第して「めちゃとっくりセーター」。



お次は、アスファルトに描かれた文字。
接待奥な♪.JPG
…「セッタイオクナ」。
…「接待奥な」?

たぶん駐車禁止の意味の「絶対置くな」なのでしょうね。
濁音が抜けています。

駐車車両に困って書かれたものと思うのですが、
なんだか、奥でおもてなししてくれるのかしら?
と楽しい気分になります。



さて最後は、私一押しの写真。
第して「緑の妖精」。
緑の妖精.JPG

間口の隅の植木の中にひっそりと妖精が…
しかも保護色。
気づいた人はどれくらいいるのでしょうか?
この町に住んでいる私もまだ見つけることができていません。
なんだか赤岡の不思議な雰囲気にぴったりです。



…絵金蔵でお貸ししている「あかおカルタ」だけを楽しむのではなく、
赤岡の「オモシロ目線」をマスターした方は、
このように無限大の楽しみ方ができますね。

皆さんの住み慣れた町でも、
視点を変えればおもしろポイントがたくさんあるはず。
いろんなところで楽しんでくださいね。


最後に、町見郷土館のTさん、楽しいお写真をありがとうございました!