現在香美市立美術館で開催中の、
「祝祭に捧げた夢―絵師金蔵の悦楽と悲哀」展の
関連イベントとして、講演会を開催致します。

詳しくはこちら


講演会web.jpg



「祝祭」―土佐の夏祭りを彩る絵金の芝居絵。

暗闇の中でろうそくの揺れる光に浮かび上がる、色鮮やかな修羅の世界は、
幕末土佐の民衆に熱狂的に受け入れられ、
たくさんの弟子たちに受け継がれました。
そしてそれらは、現在もなお私たちを魅了しています。

神が降臨するといわれる祭りの宵宮に、
絵金が捧げた夢とは…



絵金研究の第一人者、岡山県立美術館館長・鍵岡正謹氏と
多摩美術大学准教授・青木淳氏をお招きして、
当時の人々が熱狂し、絵金が自らの夢をを託した「歌舞伎」の世界、
そして絵金を守り伝える人々についてを中心に、
絵金の魅力を存分に語り、その謎に迫りたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【祝祭に捧げた夢―絵師金蔵の悦楽と悲哀」関連企画】
 「絵金」講演会 


日時:平成21年1月24日(土) 午後1時~
場所:香美市立美術館 3階
  (高知県香美市土佐山田町262-1 プラザ八王子
   TEL 0887-53-5110)
※入場無料


■講演
 ・鍵岡正謹氏 岡山県立美術館館長(約40分)
 ・横田恵 絵金蔵蔵長(約40分)
■鼎談
 ・鍵岡正謹氏、青木淳氏 多摩美術大学准教授、横田恵


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□講師プロフィール□

・鍵岡正謹氏
 1943 年奈良県生まれ。セゾン美術館企画・学芸部長などを経て、
 1993 年高知県立美術館館長に就任。現、岡山県立美術館館長。
 1996 年高知県立美術館にて「絵金展―土佐の芝居絵と絵師金蔵」開催。
 同展図録「絵金考」執筆ほか、
 著書に『絵金と幕末土佐歴史散歩』(共著、新潮社1999 年)、
 詩集『ランポードー』(書肆山田、1994 年)、
 編著に『棟方志功』(新潮日本美術文庫、1998 年)などがある。

・横田恵
 1978 年高知生まれ。
 大学より絵金について研究し、
 高知女子大学大学院人間生活学研究科(文化領域)修士課程修了。
 2005 年2 月より絵金蔵蔵長となり現在に至る。
 著書に、四国ミュージアム研究会編『博物館が好きっ!学芸員が伝えたいこと』
 (共著、教育出版センター版、2007 年)ほか、
 吉良川文張『絵金その謎の軌跡』(高知新聞社 2008 年2 月)解説執筆。