絵金蔵の向かいに建つ、
赤岡町誇りの芝居小屋「弁天座」。

子の弁天座で、12月21日(日)、「文楽弁天座」公演があります。

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絵金の芝居絵といえば、歌舞伎を連想される方も多いと思いますが、
絵金が描く芝居絵のほとんどが、
人形浄瑠璃(=文楽)が歌舞伎化された「丸本物」を
題材に取っています。


今回は、文楽―絵金の描いた世界―を
高知県出身の人形遣い・吉田玉翔さんを中心とする
文楽若手メンバーの方々が、解説を織り交ぜながら
演じてくださいます。


演目は
《弁天三番叟》ご祝儀舞としておめでたい席で舞われる「寿式三番叟」という曲のうち、
「三番叟」の部分のみ演じたもので、
今回の公演での特別バージョンで演じられます。

《文楽解説・体験》
文楽の世界を実演と体験を交えて面白おかしく解説してくれます。

《つづみ織り ゲスト出演:黒拍子》
太鼓造りの工程の音や拍子から生まれた曲です。

《伊達娘恋緋鹿子「火の見櫓の段」》
赤岡町に残る芝居絵にも描かれた、おなじみ「八百屋お七」の物語です。
火事でもないのに半鐘を打つと、火刑に処される掟もいとわず、
恋人・吉三郎を救うため、火の見櫓の半鐘を打つお七。
若さゆえの情熱と悲劇の物語です。




県内ではなかなかお目にかかれない、
第一線でご活躍の方々による、
解説や体験をまじえた特別バージョンの「文楽弁天座」、
ぜひこの機会にお楽しみください!



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【文楽弁天座】
日時:平成20年12月21日(日)
   《第1部》開場10:30、開演11:00
   《第2部》開場14:30、開演15:00

演目:弁天三番叟、文楽解説・体験、つづみ織り、
   伊達娘恋緋鹿子「火の見櫓の段」

出演:太夫/竹本相子太夫
   三味線/鶴澤清尤、鶴澤清公
   人形/吉田玉佳、吉田玉翔、吉田玉誉
   和太鼓/黒拍子(安田典幸、服藤菜美)

入場料:前売2,500円、当日3,000円(全席自由席)

チケット販売所:弁天座(残りわずか)、のいち駅売店、
        高新プレイガイド、高知大丸プレイガイド

主催:翔の会

お問い合わせ:弁天座(香南市赤岡町795番地、0887-57-3060)

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